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濡れた豆・穀類を選別する「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ」を発売
《サタケ》

「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ」

　サタケ（佐竹利子代表）は、浸漬や洗浄の工程後などの、濡れた豆類や穀類中の不良品を選別除去する光選別機「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ（型式CS-600BI-CW）」を開発し、12月1日より販売を開始した。
　「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ」は、光選別機「フルカラーベルトソーター」の派生機種で、水に濡れた状態の原料（ウエット原料）中の不良品などをフルカラーカメラで検出し、選別除去する装置だ。
　菓子などの加工食品の製造工程では、原料である豆類、穀類の浸漬・洗浄工程があり、水に濡れた状態の原料から、不良品（色合い不良、皮つきなど）を選別する必要がある。
　これまで、他社製の選別装置はあったが、市場からは選別精度（能力）や衛生面などを向上させたものが求められていた。また、選別機を補完する意味で、複数の作業者による手選別が常態化しているケースもあった。
　「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ」は、このような市場の要望・現状に対応するため、サタケの光選別技術を余すことなく投入して開発された、衛生的で選別精度に優れた光選別機だ。
　光選別機構において、原料への光照射は重要な要素となるが、安定した光量確保のため、光源である蛍光灯を覆う防水カバーに、自動洗浄及び結露防止機能を採用するなど、選別精度の向上と安定化を図った。
　衛生面では、本体を耐水性のあるステンレス製にしたうえで、汚れなどを簡単に水洗いできる機構を採用した。これにより、洗浄時間の短縮と汚れの残存による菌の繁殖を抑制する。
　希望小売価格は3990万円（税込）。菓子製造などの食品加工会社へ、年間10台の販売を計画している。

（２００７.１２.１７）