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芝の新品種『サツキワセ』を発表
ペレニアルとイタリアンの交配種

《タキイ種苗》



 タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、本社:京都市下京区)ではこのほど、オーバーシード専用品種(注1)インターメディエイトライグラス『サツキワセ』を発表した。
 ペレニアルライグラス(注2)とイタリアンライグラス(注3)の交配種で、葉は濃緑でキメが細かく冬期でも従来の芝草と比べて緑度保持も抜群とされている。
 また、ティフトン芝や日本芝へのオーバーシードが可能で、従来の品種より春の移行が極めてスムースな点も大きな特長となっている。
 従来の2品種を交配させることで、葉色の薄さや移行率の低さを改善し、ゴルフコースのティーやフェアウェイ、スポーツ競技場および公園、家庭用芝生など幅広い用途に合わせて使用できる。
 播種適期は、暖地の秋まきが9月〜10月、春まきが3月〜5月、寒地が5月〜8月(春まき主体)となっている。播種量(オーバーシード用)は、グリーン150〜170g/u、ティー80〜100g/u、フェアウェイ20〜50g/u、スポーツ競技場30〜50g/uなどとなっている。
 希望設計価格は、1kg1330円(税込み)。 
 (注1)1年を通して緑豊かな芝生になるように、暖地型芝草が枯れる前に新しい寒地型の芝草を追播すること。
 (注2)草丈が30〜60cmで株型になり、分けつ力が強い比較的短命な多年草で、芝質に優れる。
 (注3)草丈が高い1〜2年生のライグラスで、生育や芝生の形成が非常に早いため、冬期間のグリーンとして暖地型芝草の上に追播される。

サツキワセ

(2007.11.20)



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