農業協同組合新聞 JACOM
 
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食用ホオズキが話題
愛知万博の隠れた人気スポット

−JAグループ愛知コーナー

 7月1日、朝からの土砂降りの雨の中、愛・地球博(愛知万博)へ行った。この雨だからさすがに今日はそれほど混まないだろうと思いつつ会場に着いて驚いた。駐車場には観光バスがうん十台もところ狭しと並んでいるし、会場内も傘をさしたり、雨合羽を着た人たちであふれている。人気の企業館の前には、午前10時半だというのに午後2時過ぎに入館できる整理券をもらうための行列ができている始末だ。その3日後の7月4日には、入場者数が開幕から102目で1000万人を超えたという。当初は出足が悪いと伝えられていたが、目標の1500万人入場は間違いなく、夏休みを迎えるこれからはますますの混雑となるだろう。
 人気はマンモスや最先端技術を駆使した企業館のようだが、それ以外ににも見所はある。
 その一つがJA愛知中央会が中心となって出店しているJAグループ愛知コーナーだ。このコーナーは食材広場、食品加工の歴史と先端技術、わくわくキッチンなど食に関するコーナーが集まった「わんパク宝島」にあり、スポーツやロボットステーションもあり子どもたちに人気の場所でもある。
 JAコーナーに入ると、果物の甘さをはかる光センサー糖度計、ごはん食をテーマにしたTVゲームがあるミニお米ギャラリーがあり、その奥にはドーム型ハウスで食用ホオズキが栽培され注目を集めている。
 食用ホオズキは、日本で馴染みの鑑賞ホオズキが東南アジア原産であるのに対して、南米生まれだ。欧米ではデザートとして人気があるという。日本では愛知県や静岡県で栽培され、最近では秋田県や北海道でも栽培されているという。
 ドームの天井いっぱいに広がった枝にたくさんのホオズキが生っている光景に驚かされる。数には限りがあるが毎日2回配られ実際に食べることもできる。観賞用ホオズキを口にした経験があるので“本当に美味しいのかな?”とちょっと不安だったが、実際に食べてみると“これはいける”である。ビタミン類やカロチン、鉄分が豊富だというから、若い女性にも受け入れられそうだ。
 ここは整理券も予約も不要だから、会場を訪れたらぜひ行ってもらいたい。そして中央会の人たちも頑張っているので、激励して欲しいと思う。
(2005.7.6)

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