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コラム


だだちゃ豆

 地球の緯度が上がっているのは本当だ。今夏はとにかく暑い。暑い夏はやはりビール。「酒はビール、女は女房」を人生の信条?にしている人がいる。ビールは日本酒よりはるかに度数が低い。少々飲んでもそう乱れない。女は隣の芝生はよく見えるの類で、女房を相手にしていればまず人生を棒に振ることはない。ようするに先の人は私は堅物です、お酒は弱いんですと宣言しているのだが、こういう言をはく人に限って人生の達人。

 古代メソポタミアで産声をあげたビール。昔も今もアルコール消費量の第一位。日本では年間600万kl、成人一人あたり大ビンで約100本の消費量になるとか。筆者も大のビール党、長い間、非国民(日本酒を飲まない人)をつづけてきた。ビールが旨くないかどうかが、体調のバロメーターなどと、変な理屈をつけて365日飲みつづける。365日×350円/?本=?万円。これだけ日本酒に注ぎこめば、米の消費量もこんなに減らなかったのにと深く反省。

 ビールといえば、つまみの定番は枝豆。枝豆とはご存じのとおり大豆の子ども。夏に旬を迎える枝豆には、肝臓の働きを助ける良質はタンパク質が多く含まれ、カルシウムは牛乳並み、ビタミンCはかんきつ類並みに含まれているとか。枝豆は”食べるクスリ”。

 その枝豆の天下一品は「だだちゃ豆」。だだちゃとは、山形・庄内で使われる「お父さん」の意味。昔、鶴岡城のお殿様が枝豆が大好きで、「今日の枝豆はどこのだだちゃが作ったものか」と問うたのが「だだちゃ豆」の由来とか。このだだちゃ豆と岩がきで、”液体のパン”と言われるビールを飲めばまさに生きた極楽。

 ビールの主原料は二条大麦。昔は国産の麦でビールがつくられていたが、今は殆どが外国産の麦。国内の産地は北海道・栃木・福岡・佐賀などがどうにか生き残っているだけ。地ビールが解禁されてから6年。一つ「JAビール」といこうか。おっと待った、JAビールもいいが1本1000円じゃ、誰も飲まないぞ・・・ビール1本! (だだっ児)




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