農業協同組合新聞 JACOM
   

コラム
 

今年はほんまもん!

 今、関西で北海道のコメ・「ほしのゆめ」が、爆発的に売れているそうだ。しかも、値段は、2キロで1001円という高価格で。これは、阪神タイガースの監督・星野仙一の名前にちなんだ、あるコメ卸の販促活動とか。
 今年の阪神タイガースの勢いはとまらない。目下、2位に11.5ゲームも差をつけ、ぶっちぎり首位(6月25日現在)。トラキチは18年振りの優勝と、連日「六甲おろし」の大合唱。一方、優勝候補本命の巨人は、故障者があいつぎ、大苦戦。それでも、札幌ドームの広島戦で、なんとか3連勝。96年のメークドラマの再現と色めきたったが、週末にまた阪神に負け、もう今年は完全にギブアップ。
 強い阪神にケチをつけるわけではないが、注文を1つ。阪神ファンはあまりにも、アツ過ぎる。鐘と太鼓の鳴り物応援の騒々しさ。まるで、野球を楽しむのではなく、応援を楽しみにきているのかと思いたくなる。最たるものは、夢の球宴・オールスター投票。だれが阪神対全パのオールスターが見たいものか。贔屓の引き倒しとはこのこと。なんでも、大阪・ミナミの道頓堀川が今秋、歓喜の阪神ファンが飛び込むため(本当は、都市再生計画のためらしい)、清掃するそうだが、馬鹿もとおり過ぎている。
 それもこれも、世の中の不景気のせいで、阪神ファンも日頃の鬱憤がたまっているからだろう。とくに、中小企業の多い関西は、不景気の影響をもろに受けているそうだ。阪神が優勝すれば、その経済効果は、関西だけでも1700億円といわれる。阪神の快走で、北海道のコメが売れ、関西経済、いや日本経済復活の起爆剤になるなら、ぜひとも優勝してもらいたいものだ。おめおめ、油断めされるな。
 タイガースは、まさに騎虎の勢いだが、ライオン宰相・小泉さんも元気がいい。アメリカの高官がイラク支援をめぐり、「湾岸戦争のとき、日本は高い入場料を払って観客席で野球見物をした」「今度は、フィールドに出て、プレーしてほしい」と、野球好きの国民らしいたとえ話に乗って、自衛隊の海外派遣のためのイラク復興支援特別措置法を成立させるため、国会を40日、延長。そして、日本人の主食たるコメを自由市場という戦場に送る食糧法の改正も、6月中に成立する予定。
 阪神タイガースの独走は結構だが、ライオン宰相の独走は許しがたい。横浜ベイスターズ、いや、抵抗勢力よ頑張れ。(だだっ児) (2003.7.2)

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