農業協同組合新聞 JACOM
   
催しもの

国産野菜のシェア拡大目的に初の野菜フェア開催
外食・中食・加工業者を対象に26県連・県本部、79JAが出展
「日本全国野菜フェア」開催 (1/21)

 近年、家庭内で野菜を調理した食事が減少し、外食・中食・惣菜などを利用する「食の外部化」が進んできている。こうした業務用・加工用では輸入野菜が使われることが多く、国産野菜のシェアを拡大するために、業務用・加工用需要に応えることが大きな課題となっている。
 こうした課題に応えるために、2月6〜7日に全国の主要野菜産地である26県連・全農県本部、79JAが協調して実需者にプレゼンテーションする「日本全国野菜フェア」が開催される。
 野菜だけで、しかも実需者を主たる対象にした、これだけの規模のフェアはおそらく初めてだといえる。
 実需者が中心的な対象であることから、会場は産地のリレー販売によって周年供給できる19品目ごとにブースを設け、品目ごとにどのようにリレー出荷できるかなどが具体的に分かるようになっている。
 19品目は、タマネギ・馬鈴薯・ニンジン・キャベツ・ハクサイ・ナス・トマト・キュウリ・ピーマン・ゴボウ・レタス・アスパラ・ブロッコリ・セロリ・長芋・ダイコン・ほうれん草・ニラ・ネギ。
 また、7日には「加工・業務用野菜推進シンポジウム」が開催される。ここでは、加工・業務用需要に実際に取り組んでいる産地の体験報告や実需者が国産野菜への要望を報告。さらに報告者と会場の参加者がディスカッションを行なうことになっており、産地や生産者にとっては必見だ。

【開催内容】
名称:第1回日本全国野菜フェア〜めざせ!野菜摂取1日5皿(青果物健康推進委員会主催、農水省後援、JAグループ<全農・県連・JA>協力)
日時:2月6日午前11時〜午後5時
    2月7日午前10時〜午後4時
場所:東京国際フォーラム展示ホール(東京・有楽町)

●展示以外の主なイベント

6日
▽野菜フェアセミナー「加工・業務用野菜最前線」
 外食・中食産業の動向、業務用需要への対応などについてのセミナー
 ※事前申し込み必要(定員60名)
(独)農畜産業振興機構野菜業務第二部契約取引推進課(電話03−3583−9819)
▽野菜フォーラム2006〜食べて健康!野菜と果物
 野菜などの栄養・健康機能に関する有識者の講演およびパネルディスカッション
 ※事前申し込み必要(定員500名)
  野菜フォーラム2006事務局(電話03−3486−6337)

7日
加工・業務用野菜推進シンポジウム〜これでいいのか 加工・業務用野菜への取り組み!
 国内産地が実需者ニーズを的確に把握し、需要の過半を占める加工・業務用に対応した生産流通の新しい仕組みづくりを応援するためのシンポジウム。
 10時〜12時
  情報提供「加工・業務用野菜のニーズと産地の対応方策」
  報告者:小林茂典農水省農林水産政策研究所地域経済研究室長、
       佐渡純一キューピー(株)野菜原料購買担当部長、
       仲野隆三JA富里市常務
 13時〜16時
  基調講演「中国野菜の対日輸出の現状と今後の課題」河原壽農畜産業振興機構国際情報上席調査役
  生産・流通・実需からの具体的取り組み事例発表
  パネルディスカッション
 ※事前申し込み必要(定員500名)
  (社)日本施設園芸協会(電話03−3667−1631)

(2006.1.23)


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