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学生の消費生活実態明らかに −全国大学生協連 (2/24)

 大学生協では、毎年10月に「学生の消費生活に関する実態調査」のテーマでアンケート調査を実施しているが、今回は78大学生協、1万6684人の学生の協力を得て調査を実施、その結果(継続指定調査、国公私立39大学、9934票の平均値)を2月24日、東京・杉並区の大学生協会館で記者発表した。
 それによると、学生の年間支出は、05年では、自宅生で106万5200円だが、下宿生では184万5600円と90年調査以降、最も少ない支出金額となった。また奨学金受給者は、自宅生23.4%、下宿生35.8%、平均30.9%であり、学生3割が奨学金制度を利用していることがわかった。
 インターネット・ショッピングは年々拡大しており、ネットで本を購入した学生は、昨年の6.8%から7.8%に上昇、平均購入冊数・金額は3.5冊5.360円だった。
 ネットで購入した商品などを見ると、和書・和雑誌は26.1%の学生が購入、昨年比で10%以上の伸びが見られた。またパソコンのネット購入も増えている。その一因としては、自分のパソコンでメールアドレスを取得しないと、就職活動に影響するということもあるようだ。
 今の学生は、節約型で勤勉な風潮が見られるという。大学生活での重点調査では、「勉強第一」との回答が28.4%で、過去最高となり、逆に「豊かな人間関係」と回答した学生は、80年調査で34.7%居たが、年々減少し、04年で17.0%、05年で17.1%だった。全国学生生協連では、「最近の学生は真面目で、講義の出席率も上がっている」と説明した。

(2006.2.28)


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