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肉用種でBSE確認、24例目 (3/17)


 厚労省のBSE専門家会議は3月17日に国内24例目となる感染牛を確認した。この牛は14歳の雌の黒毛和種。長崎県壱岐市で飼養されていた。肉用牛でBSE感畜が確認されたのは初めて。平成13年10月の飼料規制が開始される以前に生まれている。
 佐世保市のスクリーニング検査で陽性となり二次検査で確定診断された。ただ、異常プリオンたんぱく質のパターンが定型的ではないため今後、調査する。
 また、患畜が飼養されていた農場から2頭が疑似患畜とされ、このうち15歳の雌の黒毛和種は殺処分された。BSE検査を実施したが陰性と確認され焼却処分されている。
 もう1頭は今年3月9日生まれの雄で研究利用のため、つくば市の動物衛生研究所プリオン病研究センターに譲渡された。

(2006.3.23)



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