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利用者ニーズに応えて医療共済を充実 −JA共済連


 JA共済連(上原寿宰理事長)は、4月から実施する仕組改訂の内容を発表した。
 組合員・利用者の医療保障ニーズに対応し、医療分野の商品を充実させ、利用者の利便性を向上させることがねらい。
 生保各社では、従来の死亡保障重視型の商品から医療分野の商品を充実させており、損保各社もこの分野を成長分野と考え積極的に商品を投入している。
 JA共済連でも、医療分野の商品の品揃えを充実させ、業界内での競争力を確保する考えだ。

■保障中核層向けに「べすとけあ120」を新設

 平成16年から販売されている従来の「べすとけあ」は、1回の入院の支払限度日数が365日の長期保障型終身型医療共済。
 新設される「べすとけあ120」は、1回の入院の支払限度日数を120日におさえることで、低廉な掛金で終身の医療保障の提供を実現する。また新設の「がん重点保障特則」を付帯し、がんによる入院・手術の保障を厚くすることもできる。
 JA共済連は、平成18年度事業計画で医療共済の積極的な活用による生命共済の実績伸長を目標に掲げている。この目標の達成に向けて、「べすとけあ120」は、保障中核層(責任世代)向けの主力商品の一つとして位置づけられている。

■子ども・女性向けに「せるふけあ はなこ・わんぱくマン」

 「せるふけあ はなこ・わんぱくマン」は、若年層向けの手ごろな掛金で基礎的な医療保障を提供している定期医療共済「せるふけあ」に、これまでの入院・手術保障ではカバーできなかった骨折や特定のケガを給付対象とする新設の「特定損傷特約」を追加した。子どもに多い骨折などのケガや女性が気になる顔のケガをカバーする。
 また、死亡保障も「100倍・500倍・1000倍・2000倍」から共済金額に対する倍率を選択できる。

■中高齢者層向けに「がんばるけあ」を新設

 若年層向けの「せるふけあ」では対応できなかった中高齢者層の医療保障ニーズに応える仕組みとして「がんばるけあ」を新設した。
 「がんばるけあ」は、医師の診査なく簡単な手続きで加入でき、5年毎の更新で90歳まで医療保障が確保できる。
 高齢者女性に多い骨粗鬆症による骨折もカバーする「特定損傷特約」の付帯も可能。
 また、5年の共済期間内に一定の健康状態であれば「健康祝金」が支払われる。

(2006.3.28)



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