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農産物ネット販売巡り研究会 −農産物流通技術研究会 (3/24)



 農産物流通技術研究会((独)食品総合研究所流通工学研究室内)では、3月24日、東京・港区の南青山会館において、第116回研究例会「インターネットを利用した農産物販売の現状と今後の展開」を開催した。
 研究例会では、名古屋学院大学大学院経営政策学教授の秋元浩一氏が「アグリビジネスにおけるインターネット取引の効用」を概説的に講演した。
 秋元教授は、ネット取引でも、物流は大きな課題で、流通コスト削減とはなりにくいこと、また農産物は、国内産地間競争から国際産地間競争に移行してきており、流通卸の利益率はコンマ数%と低く、倒産も増えていることなどを説明した。
 続いて、(株)インフォマート経営企画室の櫻井サチコ氏が「企業間取引(BtoB)で販路拡大を目指す農産物流通」と題して、楽天(株)クライアントマーケティング部の清水淳氏が「消費者向け(BtoC)農産物取引の現状と展望」について、また(有)安曇野ファミリー農産代表の中村隆宣氏が「インターネットを活用した新しい農業経営」のテーマでそれぞれ講演した。
 研究例会の締めくくりとして、宮崎丈史副会長の司会で総合討論を行い、閉会した。

(2006.3.28)



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