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41名が食肉のプロをめざし入学 −食肉学校 (4/7)


 (社)全国食肉学校の18年度入学式が4月7日、来賓や学校関係者などが見守るなか同校大教室で行われた。
 今年度は総合養成科第42期生23名、食肉販売科第17期生18名、計41名が入学。今年度から総合養成科に前期履修コースが新設され、23名のうち5名が前期履修コースで学ぶ。同コースは9月末に卒業を迎え、1年コースで実施する校外実習などが割愛されている。
 多田重喜学校長は新入生を前に、「技能・技術の習得は基本に忠実に行い、反復練習し体で覚えること。入学を機会に、自分自身の人間性を高める訓練を始めてほしい。そして、自らの学習・生活に目標を持って、目標立案(Plan)−実践(Do)−反省(See)のサイクルの思考のなかで、目標の達成感と感動を」と、始まる学校生活のなかで意識的に実施することを求めた。また、「柔軟な頭脳と溢れる若さと豊かな感性をフルに動員し、1日1日を大切にして実り豊かな学生生活が送れるよう頑張ろう」と学生を激励した。
 農林水産省生産局食肉鶏卵課富田課長補佐など来賓挨拶に続いて、入学生を代表し総合養成科の深谷元統さんが、「各団体・学校等の推薦を受け、学生として入学できたことは大きな誇りであると同時に、強い責任感も感じます。恵まれた環境のなかで全寮制のもと、これから多くの仲間と一緒に食肉の専門技術と知識を学び、人格の陶冶に若いエネルギーの全てを打ち込み、有意義な学生生活を送る覚悟です。また、新しい門出にあたって、今日の感動を忘れずに、皆様の期待に応えるよう努力することを誓います」との言葉を述べた。
 学生はこれから寮生活で寝食を共にしながら、コースごとに1年、6ヶ月、3.5ヶ月と食肉に関する知識を学ぶ。どの顔も実り多い学生生活を送ろうとする決意に溢れていた。

新入生に訓辞する多田学校長(左)誓いのことばを述べる深谷さん(右)
新入生に訓辞する多田学校長(左)誓いのことばを述べる深谷さん(右)

(2006.4.11)



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