農業協同組合新聞 JACOM
   
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旬の地場農産物で食の素晴らしさをアピール
「食と野菜ソムリエの日」にイベント」 −JA紀の里 (4/9)




 JA紀の里の農産物直売所・めっけもん広場は、4月9日の「食と野菜ソムリエの日」(日本ベジタブル&フルーツマイスター協会設定)に記念イベントを開催した。
 これは、旬の地場農産物を使った伝承料理や試食宣伝を通じて、食の素晴らしさを伝え、食に対する地域の活動と野菜ソムリエの役割を紹介しようというもの。
 当日はかがやき部会(JA女性部)の出荷者グループや普及所の協力で、ハッサクやイチゴ、キーウィフルーツを使った寒天、山ぶきの佃煮、いまが旬の新タマネギなど7種類の野菜を使ったサラダなどの試食が行われた。
 また、野菜ソムリエは、「農家と消費者の懸け橋となり、農家の知恵を消費者に伝える」ためのソムリエボードでの地場野菜のレシピ紹介のほかに、これからシーズンを迎える山菜の選び方から下ごしらえや調理の仕方、栄養価値、保存方法を記載したチラシを試食会の脇で配布した。
 この日は「ちょうど花見のシーズンということもあって来店者が多数訪れ、駐車場に入りきれない車が1000台」もあったと川原義史店長。レジを通過した客数も3800名弱にのぼった。
 JA紀の里ではこうした活動のほかにも「もっと地域の豊かな自然にふれ、農業と農家を知ってもらいたい」「JAとして食の大切さを伝えたい」ということから、2003年に「体験農業部会」(12名)を設立。ミカン狩りや田植体験、ブルーベリーの収穫など、四季折々に部会員である生産者がインストラクターとなって、ほんものの農業体験に取り組んできている。
 設立以来18回の農業体験が実施されてきたが、リピーターが増加すると同時に、「食育」の観点からも修学旅行や社員教育にも活用され、今年度もすでに5団体の受入れが決まっている。
 こうした体験を通して、食の安全性から食べることの重要性まで「食」の大切さをより多くの人たちに伝えていきたいと、同JAでは考えている。
(2006.4.17)


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