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農政.農協ニュース

７〜９月期、配合飼料価格値下げ　−ＪＡ全農　（６/20）

ＪＡ全農は６月20日、７〜９月期の配合飼料価格を４〜６月期より全国全畜種総平均トンあたり約500円値下げすることを公表した。外国為替の円高と海上運賃の値下げなどの要因をふまえた。 　飼料穀物情勢では、とうもろこしのシカゴ定期が米農務省の生産量予想が市場予想を下回ったことや、エタノール需要の大きな伸びと輸出需要が旺盛なことから、期末在庫が大幅に減少する見込みとなり、上昇に転じ、今後も相場は堅調に推移すると見られている。 　ただし、海上運賃の値下がりと円高の影響で国内とうもろこし価格は４〜６月期にくらべ値下がりすると見込んだ。 　また、７〜９期の国内大豆粕価格も、搾油量の減少により需給に逼迫感があるものの、円高の影響で値下がりすると見込んだ。ただ、魚粉価格は主産地ペルーの漁獲高減と、中国の重要増で急騰していることや、国内でも漁獲高減と加工処理の中国などへのシフトにより高騰しており、今後も大幅な上昇が見込まれている。 　一方、海上運賃は中国・インドの粗鋼生産量の増加によって船腹需要が堅調に推移することや、火力発電用石炭の荷動きが夏場の電力需要期を迎えて活発になると見込まれているが、７〜９月は前期より値下がりを見込んだ。 　また、外国為替の状況は、米国の景気減速感から米国の政策金利引き下げ停止の観測などで、今後はドル安基調とみられることから、７〜９月は前期よりも円高と見込んでいる。

（２００６．６．２２）

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