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米産牛肉、当面扱わず −みやぎ生協 (6/21)


 政府が6月21日、米国産牛肉の輸入手続きの再開条件に米側と合意したことから、7月下旬にも輸入が再々開されるとの見通しが出ているが、同日、みやぎ生協は米国・カナダ産牛肉と内臓肉は当面、取り扱わないと発表した。同生協のPB商品「コープ商品」のハム、ソーセージなどへの加工原料としても当面使用しない。
 また、仕入れ商品で米国・カナダ産牛肉を使用している場合は、その原産国の情報開示をメーカーに要請、米国・カナダ産の牛肉・内臓を原料とした商品であったり原産国が不明な商品は当面、取り扱わないという。
 みやぎ生協は、今回の政府の決定にあたって、食品安全委員会でリスク評価の前提とされた20か月齢以下であること、特定危険部位の除去などリスク管理が適切に実施されることを、改めて要望するとしている。
 なお、将来の米国・カナダ産牛肉の取り扱いは、リスクコミュニケーションの進展の度合いや、米産牛肉でしか実現しない味・品質を持つ商品の取り扱い要望や、組合員理解の進展を見極めながら慎重に判断する方針だ。

(2006.6.23)

 

 

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