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一番茶の荒茶生産量6%減少
平成18年産一番茶生産量(主産県) (7/25)


 農水省がこのほど公表した主産県の平成18年産一番茶の荒茶生産量は、生葉収穫量の減少により、6%減少した。
 摘採面積(収穫面積)は3万2900haで、前年産並みだった。高齢化などによる耕作放棄や、静岡県で乗用型摘採機の導入または園地の更新のための改植などによる減少があった一方で、鹿児島県で近年の規模拡大の進展により、摘採園地が増加したことによる。
 生葉収穫量は15万4300トンで、前年産に比べて8000トン(前年産対比5%)減少した。摘採面積は前年産並みだったが、3月の低温と4月以降の低温・日照不足によって、芽伸びが抑制されたことなどから、10アール当たりの生葉収量が前年産に比べて23kg(同5%)減少したため。
 また、荒茶生産量は、3万2000トンで、生葉収穫量が減少したため、前年産に比べて2100トン(同6%)減少した。
 荒茶生産量の府県別割合は、静岡県が主産県の56%、鹿児島県が23%となっていて、この2県で主産県の約8割を占めている。
 茶種別には、普通せん茶が荒茶生産量の81%を占めており、次いで番茶の8%、かぶせ茶の7%となっている。

一番茶の摘採面積、生産収穫量および荒茶生産量(主産県)
一番茶生産量(主産県)
(2006.7.26)

 

 

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