農業協同組合新聞 JACOM
   
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日頃の体験を話し合い渉外活動を再認識
−農林中央金庫 (7/20)


挨拶する豊本部長
挨拶する豊本部長

 農林中央金庫は7月20日、「JA渉外担当者交流大会」を東京ベイホテル東急(千葉県浦安市)で開催した。交流大会は、JA渉外担当者が相互に啓発しあいスキルアップをはかる、渉外担当者間の情報交換やネットワークづくりの場の提供、JAバンクとして一体的な事業推進に向けJA・信連・農林中央金庫の相互交流をはかることを目的に開かれ、全国各JAから107名の渉外担当者が参加した。
 挨拶で豊本節雄JAバンク事業商品部長は、「メガバンクや郵貯銀行などの出現で金融機関の間の競争はますます激しくなり、今後はJAの事業基盤への攻勢も一段と強まってくることが予想される。そのような中、JAが競争に勝ち、『選ばれる金融機関』となるためには、組合員をはじめとする利用者から信頼を得、顧客基盤を守り、収益力の強化に努める必要がある」と語り、組合員や利用者とJAとの橋渡し役である渉外担当者の役割の重要性を強調した。また、「自己啓発などを行い、一人ひとりが強くなる」、「数字等目標へのこだわりを持つ」、「チームワークを大切にし、一人ではないことを知って行動する」ことを、渉外担当者に期待しているとも述べた。
 福島県JA伊達みらい月舘総合支店渉外係佐藤哲幸氏、大阪府JAきしわだ中央支店支店長代理舟越保年氏の2名による体験発表で、佐藤哲幸氏は、「目標を高く設定し、名前と顔を覚えてもらうまで足繁くお客様の所へ通うことからすべてが始まる。新しいお客様に会うなど、1日にひとつでも何らかの実績をあげることを心がけている」と、渉外活動では毎日の積み重ねが大切だと訴えた。
 また、舟越保年氏は、「掲げた目標に向かって推進を行うには、常に高揚した気持ちを持ち続けなければならない。しかし、そのような気持ちは長続きしない。必要なのは、一人ではなくみんなが目標を共有することだ」と、チームワークの大切さ、仲間と一緒なんだという連帯感の必要性を、自分の体験に重ね合わせて発表した。
 大会は日頃それぞれが感じている課題や悩みなどを話し合い、渉外活動の喜びを再認識する場として設定され、その後グループディスカッションなどが行われた。

(2006.7.27)

 

 

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