農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

神宮司氏が受賞(農林水産分野)〜2006年度大内賞
「坪刈り」の実施手法研究  (8/30)


 統計分野ではわが国で最高の栄誉といわれる大内賞の2006年度受賞者が決まり、同賞事務局が8月30日発表した。受賞者4名・1団体のなかには、農林水産分野からは4年振りに、神宮司一誠(じんぐうじいっせい)氏(元農水省北陸農政局新潟統計情報事務所長、62歳)が選ばれた。
 神宮司氏は、40年以上にわたる統計調査の現場での豊富な経験や知識を生かして、農作物の正確な収量を把握するための「坪刈り」の効率的な実施手法の調査研究、航空写真や地図を活用して正確に耕地面積を把握する手法の考案、アメダス気象データを活用して農作物の作柄をいち早く予測する手法の考案など、農作物の生産統計に関するエキスパートとして活躍した。
 研究成果をタイ、インドネシアなど東南アジア諸国にも普及して、海外技術協力に役立てた。
 大内賞は、政府の統計委員会委員長として戦後のわが国の統計の再建に尽力した、大内兵衛博士の業績を記念して、1953年に設けられた。

(2006.9.4)



社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。