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『エプロン』通じ国内森林整備に貢献 −JA全農


 JA全農は林野庁が進める国産材の利用を促進する「木づかい運動」に賛同して、広報誌『エプロン』(B6版、16ページ、カラー)に使用する紙について「3・9ペーパーシステム」を採用し、9月号以降同システムによる紙を使用する。
 「3・9ペーパーシステム」は、国産の木材生産コストのうち輸送費の一部(木材集積所から製材所まで)をユーザーが負担することで、森林所有者の手取りアップを図り森林整備を進めようというもの。国産材やその製品を暮らしに取り入れ、植える→育てる→収穫する→上手に使うというサイクルを繰り返すことで、京都議定書で定められたわが国の二酸化炭素排出量削減目標6%(1990年比)の、3分の2にあたる3.9%を国内の森林による吸収で削減することをめざした取組みの一つ。『エプロン』1回の発行で、約8トンの国産材(間伐材、廃材など)が使われる計算だ。
 「3・9ペーパーシステム」の導入については、本年4月に出された全農の環境方針に基づく取組みとして行われる。『エプロン』以外の冊子の同システム導入は、今後検討する。『エプロン』は食と農をテーマに消費者に役立つ情報を提供し、毎月約44万部発行。Aコープ店、生協、取引先量販店などを通じ無料配布されている。

(2006.9.6)



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