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今年度のJA研究賞など決まる −JA全中 (10/16)


 JA全中は10月16日、今年度の「JA研究賞」および「JA研究表彰奨励」を発表した。この事業は、JAに関する研究の表彰、奨励を行い、JA運動の発展に寄与することをめざし行われている。
 「JA研究賞」は16年1月から17年12月の間に刊行あるいは発表された個人(複数も含む)の、JAまたはJAに関連する協同組合運動についての著書、研究論文のなかからすぐれたものを選定し表彰するもので、今年度は8件の応募が合った。
 「JA研究表彰奨励」は、公表された課題を研究したいとする個人(複数も含む)から希望をつのり、選考の上、研究奨励費の助成を行う。19年12月までに研究成果を取りまとめ、20年9月刊行予定の『協同組合奨励研究報告』で発表予定。特別研究7件、一般研究19件、計26件の応募があった。
 今年度の「JA研究賞」受賞者、および「JA研究表彰奨励」助成対象研究は以下のとおり。
○JA研究賞
▽多木誠一郎(小樽商科大学助教授)『協同組合における外部監査の研究』〈全国協同出版、17年9月刊〉
○JA研究表彰奨励
・特別研究
▽坂内久(財団法人農村金融研究会主任研究員)『新会社法のパートナーシップ型経営にみる農協経済事業の再編戦略のあり方と組合員組織の新たな展開方向』
・一般研究
▽郡山雅史(JA総合研究所主任研究員)『地域に根ざしたJAづくりに資する食と農をテーマにしたJA職員における企画・コーディネート力の育成方策に係る研究』
▽下江憲(九州大学大学院生物資源環境科学府農業資源経済分野)『農産物チャネル拡大の可能性としての農産物輸出の必要要因を解明する研究』
▽山藤篤(愛媛大学連合農学研究科博士課程)『農産物流通と組織における情報化導入の効果に関する経済・経営学的研究』
▽白貞壬(小樽商科大学商学部助教授)『農協における販売事業の活性化に関する研究−韓国農協中央会の農協流通ハナロクラブを事例として−』
▽伊庭治彦(神戸大学農学部講師)『関係機関による地域農業支援活動の実施体制の改革に関する研究』
▽松島孝則ほか1名(高知大学農学部講師)『総合農協における組合員情報の収集・管理とその効率利用による提供サービス拡充策に関する研究』

(2006.10.18)


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