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仕分けスキャナー不備で胸腺混入 −米が調査報告 (12/6)


 米国からの牛肉製品に対日輸出適格品リスト不掲載の胸腺が混載していた事例について、米農務省は12月6日、発原因と改善措置に関する調査報告書を日本に提出した。
 調査報告書によると、胸腺混入はスイフト社グリーリー工場の内蔵製品を仕分するスキャナーがうまく作動していなかったためとしている。
 そのため同社は対日輸出が認められていない製品コードを認識した場合にシステムが停止するようスキャニングシステムの再プログラミング荷を集める場合は日本向け専用包装ラインに日本向け製品のみを流す出荷部門での確認スキャン実施手作業でのチェックとラベルの目視確認、の4つを改善措置として提示、米農務省は適切と判断した。また、米農務省の食品安全検査局(FSIS)は改善措置の検証をランダムに行うほか、FSIS検査官が改善措置が守られていないと判断した場合は輸出証明書の署名しない、としている。
 厚労省と農水省は報告書を受けて同工場の現地調査実施について米国政府と調整する。

(2006.12.11)



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