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男女中学生の8割が牛乳を毎日飲む
牛乳・乳製品の消費動向に関する調査結果 −(社)日本酪農乳業協会


 社団法人日本酪農乳業協会は、このほど2006年度の「牛乳・乳製品の消費動向に関する調査」の結果を公表した。
 牛乳・乳製品に関する購入実態、飲用実態、牛乳・乳製品に関する意識・知識などを把握し、消費拡大のための資料を得るのが目的。全国の13歳以上の男女個人6000人を抽出し、3478人から回答を得た(回答率58.0%)。
 時系列的に把握するため毎年実施しており、1987年に開始してから今回で20回目になった。調査期間は2006年6月1日〜19日。
 白もの牛乳類を毎日飲む人は38%。週に5〜6日飲む人を合わせると、13歳以上の人の5割近くがほぼ毎日飲んでいるが、昨年よりは2ポイント低下した。
 ほぼ毎日飲む人の割合は男女とも中学生では8割程度と高く、男性の30〜40代や20代では4割前後と低くなっている。
 量をもっとも多く飲んでいるのは男性中学生で、平均339ml。女性中学生が247ml、中学生を除く男性10代が218mlと続く。
 過去19年に渡って10%前後だった「全く飲まない」人が14%弱と急に増えたのが今回の特徴で、消費減退の大きな要因のひとつと同協会は分析している。
 同協会が白もの牛乳類の推定生産量(牛乳、加工乳、乳飲料の合計)を総人口で割り出した1人1日当たりの消費量は、1995〜1999年の平均は119mlだったが、以後は2002年を除いて毎年減っており、2005年は109mlだった。

◆日常の飲用機会は減少

 白もの牛乳類を飲む理由でもっとも多いのは「カルシウムがあるから」で56.8%。次いで「栄養があるから」(45.1%)、「健康に良いから」(40.5%)となっている。
 牛乳類を飲むシーンは、「のどがかわいたとき」「朝食をとりながら」「おやつや間食時」がいずれも4割程度。しかし、2002年と比べると、飲料の多様化のあおりで、のどがかわいたとき、風呂上がりなどの「止渇機能」をはじめ、日常のさまざまなシーンでの牛乳の飲用機会が減少している。
 ふだんよく飲む飲み物をあげてもらったところ、もっとも多いのは無糖のお茶飲料が約7割だった。次いで、コーヒーが約6割。白もの牛乳類は3位で5割だった。
 ヨーグルトの飲食頻度は、「毎日食べたり飲んだりする」が16%で、「週に1〜2日以上」が54%。タイプ別では「プレーンヨーグルト」や「果肉フルーツ入りのヨーグルト」を食べる人が4〜5ポイント減っている。
 13歳以上の人のうち、ヨーグルトをもっとも多く飲食しているのは女性中学生で、1日当たりの平均飲食量は58グラム。女性の50代、60代も平均50グラムと多い。

◆「3−AーDay」、7割が実践してみたい

 「3−AーDay」についての説明文を読んでもらい、認知度や実践状況を聞いたところ、認知度は、2004年から2005年にかけては増えたが、この1年では増えていない。ふだんの食生活で「毎日実践している」人は1割ほどで、2004年からの変化は見られない。一方、「3−AーDay」を実践してみようと思うかどうかについては、7割が実践してみたいと答えている。
(用語解説)
白もの牛乳類=この調査では、生乳100%使用のほか、低脂肪乳、無脂肪乳、栄養成分強化牛乳などを含む白の色彩を基調にしたものをいう。法律や規約上の種類別分類とは異なる。コーヒー牛乳など、白以外の色彩を基調としたものは「色もの」と呼ぶ。
3−A−Day=牛乳、ヨーグルト、チーズの中から1日に3回、または3品を食生活に取り入れること。不足がちないろいろな栄養を、少ないエネルギーで補うことができる。

(2006.12.14)



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