農業協同組合新聞 JACOM
   
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平成18年国内産米のカドミウム含有状況調査結果〜1.0ppm以上はなし
−農水省 (12/15)


 農水省は毎年、米のカドミウムに関する管理を産地段階でおこなうため、国内産米を対象にカドミウム含有状況調査を実施している。このほど、平成18年米の調査結果を公表した。
 分析した調査数は、過去の調査で0.4ppm以上の濃度のカドミウムが検出された米の生産ほ場が所在する地域で生産される米を対象にした「重点調査」188点と、リスク管理上調査することが望ましい地域として都道府県の調査関係者と協議のうえ選定した地域で生産された米を対象とした「一般調査」1002点の合計1190点。
 この結果、食品衛生法の基準である1.0ppm以上のカドミウムを含むものはなかった。また、0.4ppm以上1.0ppm未満のカドミウムを含むことが判明したものは1県1市町村で3点あった。
 これらは、食品衛生法上は違反とならないが、米の出荷業者等によって他の米と混ざらないように保管されており、今後工業用ノリなどの非食用として処理されるので、市場で流通することはないという。
 この調査は、19年度以降も引き続き実施される。

(2006.12.19)



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