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『牛乳に相談だ。』の放送エリア拡大を検討
−中央酪農会議 (12/22)


挨拶する伊佐地専務
挨拶する伊佐地専務

 (社)中央酪農会議は12月22日、牛乳消費拡大促進委員会(委員長:上田隆穂学習院大学経済学部経営学科教授)を開催し現在行われている『牛乳に相談だ。』キャンペーンの報告および、今後のキャンペーン内容の計画などについて検討した。
 伊佐地誠専務理事は、「牛乳の消費は17年度16万4000トで、前年度に比べ3.4%減少し、18年度については、まだ途中ですがやはり前年度に比べ2.5%程度の減少になる見込みです。ここにきて、減少の割合が若干緩やかになってきているとの観測もありますが、依然として厳しい状況が続いていることに変わりなく、来年も減産型の生産を行わなければならない状況だ」と、牛乳生産を取り巻く厳しい環境を報告した。また、「ある調査によると若い世代で牛乳消費が伸びているという報告がありましたが、まだまだ消費拡大には不十分だと思います。今我々が進めている『牛乳に相談だ。』キャンペーンなどの消費拡大対策に生産者の方々は大変な期待を寄せています。今後のキャンペーン実施について、生産者の期待に応えられるよう、具体的な内容や進め方を検討していきたい」と、消費拡大対策でのキャンペーンの重要性を強調した。
 委員会では、18年度の『牛乳に相談だ。』キャンペーンの活動報告と課題が話合われた。このキャンペーンは、将来性等を考え対象を中高生とした。多くの悩みを抱える10代にとって、牛乳を「相談できる仲間」のように親しみのある存在とするために上記のようなキャッチコピーとした。テレビCMを中心に牛乳の存在感を高め、中高生に牛乳の利点を正確に多角的に伝えた。しかし、まだキャンペーン認知が不十分で放送エリアの拡大を検討する必要があるなどの意見があった。

(2006.12.28)



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