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北海道産米、昨年より高値 −米センター第9回入札結果
(10/24)


 公設の(財)米取引・価格センターは10月24日、平成19年産米の第9回入札を実施した。13産地品種銘柄4588tが上場され、89.9%に当たる4123tが落札された。落札率は前回(92.8%)並みだった。
 北海道産の3銘柄(きらら397、ほしのゆめ、ななつぼし)が全体の31%を占め、全量落札された。きらら397は1等60kg当たり包装代、消費税込み1万4227円で、前年産同月に比べ974円(7.3%)高い。また、前回上場となる第5回(9月26日)での落札価格より840円(6.3%)高い。
 ほしのゆめ、ななつぼしも前年産同月よりそれぞれ1110円(8.3%)、1065円(8.0%)高く、第5回よりいずれも6.2%高い。他産地が前年同月価格を割り込むなかで、北海道産のみが堅調な背景には、今年からホクレンの卸への販売計画が過去の実績にもとづく配分方式に変更されたことがあげられる。このため、配分の少ない卸は入札で玉を確保している。また、9月15日時点での北海道の作況指数は「99」だが、最終的には下回りそうとの見方もあり、買い意欲が高まっているとみられる。
 東北各県の上場は、前回に引き続きなかった。
 これまで各入札回ごとに全銘柄平均落札価格が公表されたが、上場される銘柄構成の異動が大きく、個別銘柄価格と全銘柄価格動向が一致しないため、今後全銘柄平均落札価格は公表されない。

(2007.10.26)

 

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