農業協同組合新聞 JACOM
   
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日配加工品のチェーントレサ実証実験をスタート 
−日本生協連 (2/21)


 日本生協連と生協連合会コープネット事業連合は、原料産地の生産者、食品メーカーの参加を得て、日配加工品を対象とした調達原料から製造・流通を経て店舗にいたるまでのチェーントレーサビリティシステム(生産・製造・物流履歴追跡システム)の実証実験を2月21日から開始する。
 これは農水省の補助(ユビキタス食の安全。安心システム開発事業)を受けて開発されたもので、原料から製造工場、生協店舗までの全工程の情報を蓄積し、組合員が生協店舗の専用モニターや自宅パソコンで商品情報やトレーサビリティ情報を入手できるシステム構築をめざしたもの。
 食肉や青果物など生鮮食品に比べて日配加工品の取組み事例は全国的にも多くないことから、日配加工品におけるトレーサビリティ普及モデルの1つとなるよう開発を進めたいと日本生協連では考えている。あわせて、当該商品を使ったメニューや食育情報を登録したデータベースとリンクさせるなど、商品パッケージに記載されている以外の情報を提供することで、組合員のくらしに役立つものにしていくたいとも考えている。
 21日からの実証実験は、漬物3品・豆腐4品・納豆2品の日配加工品9品目を対象に、コープネット事業連合の2店舗(コープとうきょう・ひばりが丘店、さおたまコープ・ポレール武蔵浦和店)で行われる。

(2007.2.2)

 

 

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