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担い手支援で低価格多条刈コンバインの販売を開始 −JA全農


 JA全農は担い手のニーズにあった商品開発について、ヤンマー農機(株)と昨年から協議を重ね、同社がグローバルな視点で開発したモデルをベースに多条刈コンバイン・型式AG467ZをJAグループの独自型式として3月から販売開始する。コンバインの市場は年間約3万台の規模で、19年度100台の売上げを目標としている。
 『AG467Z』は、耐久性があり、自動化装置はこぎ深さ、車体水平、籾排出オーガ収納などの不可欠な機能に絞り、余裕のあるエンジン(67馬力)、6条刈並みの脱穀・選別能力を持ち、その上切ワラ拡散装置を特別装備するなど、4条刈の使いやすさと5条刈並み以上の能力を備えている。価格は、従来の本格5条刈クラスの実勢市場価格に比べて20%程度安く設定している。
 推進にあたっては、農機の適正導入や効率的利用を図るため、JA担当者を対象に育成した「機械化プランナー(18年度400人)」を中心に行う。また、購入時には全農独自の担い手支援策として昨年定めた『農機リース導入支援対策』を活用することで、さらに生産者の負担を減らすことも可能だ。
 全農ではコンバインだけでなく、今後も具体的な担い手支援に向けて他の生産資材についても、低価格で高性能ものを開発したいとしている。

(2007.2.23)

 

 

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