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荒茶生産量(主産県)、前年より8%減る〜平成18年産茶生産量
−農水省統計部


 農水省統計部の調査によると、主産県の平成18年産茶の収穫面積(摘菜実面積)は4万1300haで、前年産並みだった。高齢化による耕作放棄や、静岡県で改植による減少があったが、鹿児島県で規模拡大による増加が続いていることによる。また、各茶期別に収穫された面積の合計を示す摘菜延べ面積は9万3700haで、前年産に比べて2500ha(3%)減少した。
 主産県の生葉収穫量は42万1200tで、3月の低温や4月から6月の日照不足の影響などにより、前年産に比べて3万t(7%)減った。価格が低迷して二番茶以降の摘菜面積が減少したことも影響した。荒茶生産量は8万9900tで、生葉収穫量が減ったことにより、前年産に比べて7900t(8%)減った。全国の荒茶生産量は9万1800tで、前年産に比べて8200t(8%)減った。
(用語解説)
荒茶=お茶の葉を製茶工場で加工した一次加工品。これには茶の茎や粉、硬葉や、煎茶となる芽茶や本茶が含まれている。この荒茶を篩(ふるい)分け・切断し、茎茶・粉茶・大型のお茶を取り除いて、火入れしたものが煎茶となる。

(2007.3.13)

 

 

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