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輸入農水産物の価格、「高くなった」
〜農林漁業金融公庫の調査で企業が回答 −農林漁業金融公庫


 農林漁業金融公庫が平成19年1月1日時点で全国の食品製造業、卸売業、小売業、飲食店6984社を対象に輸入農水産物の調達に関する調査を実施した結果、有効回答2450社(回答率35.1%)の58.6%(輸入品を使用していない企業を除く)が「2〜3年前に比べて輸入農水産物の価格が高くなった」と答えた。
 品目別では、糖類83.3%、油脂71.4%、調味料54.1%、食肉加工品58.7%、水産食品55.5%など。
 こうした仕入れ価格の値上がりに対し、高くなったと回答した企業の8割以上がなんらかの対策をおこなっており、もっとも多いのは価格転嫁、製品容量の見直しが51.1%。他には国産品への切り替えが16.6%だった。
 業種別では小売業、卸売業で価格転嫁、製品容量の見直しの割合が高い一方で、価格転嫁が難しい製造業、飲食店では生産、流通コストの削減でしのいでいる。製造業の36.9%が輸入価格の上昇は経営への影響が大きいとしている。
 また、平成18年5月に施行されたポジティブリスト制度(残留農薬等の規制)の影響を聞いたところ、82.9%が輸入品の調達量は特に変わらないと答えた。
 輸入品と比べた場合の国産品の課題については、輸入品を使用している企業の69.6%が「価格が高い」としており、「量的確保に不安」が48.8%。品質に不安、安全性に不安はそれぞれ8.4%、4.1%と低く、国産品への信頼の高さがうかがえる。「量的確保に不安」は魚介類で高く、59.2%だった。

(2007.3.20)

 

 

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