農業協同組合新聞 JACOM
   
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1300名が来場、地域の特色を出した品揃え
−JAグループ商談会 (3/20)


(左)生産者や地域の励みとなるような商談会にしたいと裄V会長・(右)キャラクターも登場して雰囲気を盛り上げた
生産者や地域の励みとなるような商談会にしたいと裄V会長
キャラクターも登場して雰囲気を盛り上げた

 JAグループが全国規模では初めてとなる『農畜産物展示商談会』が3月20日、東京国際フォ−ラムで開催された。スーパー、量販店、中・外食の仕入れ関係者など、約1300名が来場した。
 オープニングセレモニーでJA全農裄V武治会長は、
「全国各地の安心・安全な農畜産物を実需者のみなさんに紹介できることは、喜ばしいかぎり。国産農畜産物の消費拡大に向けての取り組みを、実需者のみなさんと一緒になって進めたい。このことが、生産者の励みにもなり、地域農業の振興にもなると確信しています」と、商談会の意義を強調した。
 山本拓農林水産副大臣は、「今、農業は販売があって生産があるという時代、今日の商談会はその意味で意義のあるイベントだ。5年後、10年後には世界中のバイヤーが集まるような商談会になることを期待しています」と、日本の農業を守るJAグループの役割に期待すると述べた。
 挨拶に続き、主催者側を代表して裄V会長のほか、JA全中向井地純一専務、上野博史理事長が、来賓として山本副大臣などがテープにハサミを入れ、商談会がオープンした。
 会場内の各JAのブースには、地元産の農畜産物があふれ、地域の特色をアピールする品揃えが目立った。全農山梨は桃・ブドウジュースなどの試飲コーナー、全農えひめは特産のポンカン、清見オレンジなどの柑橘類の試食、JAびえいは地元産の牛乳をふんだんに使った『牛乳パン』や『牛乳ラスク』などの試食を通して、地元産の牛乳の良さをアピールしていた。野菜や肉についてはブース内で実際に調理し、おいしい食べ方を説明するJAが多かった。
 また、米どころのJAでは、環境等に配慮したこだわりの米を並べ、炊きたてを食べてもらうなど工夫を凝らした売り込みが見られた。あるJAの販売担当者は、「とにかく食べてもらうこと、味を知ってもらうことが大切だ。認知度を高め販売につなげたい」と、品質には自信を持っていると語った。
 来場者は各ブースに用意された試食品に手をだし、味を確認しながら熱心に見て回っていた。ブースの脇には机やイスが用意されて商談スペースも確保され、実需者と話し合う姿もあった。

(2007.3.22)

 

 

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