農業協同組合新聞 JACOM
   
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アルゼンチンのグレープフルーツ輸入に新処理基準認める
−農水省 (3/19)


 農水省は3月19日付で、アルゼンチンのグレープフルーツ(生果実)の輸入条件に新処理基準の追加を認めた。
 アルゼンチンには、日本では発生していないかんきつ類、マンゴウなどの生果実の害虫、チチュウカイミバエが発生しているため、わが国は輸入を禁止している。
 ただ、グレープフルーツについては低温処理による殺虫処理技術がアルゼンチンで開発されたため、平成15年4月に輸入を認めた。さらに、平成17年7月、同国側からこの低温処理について、新たな基準の有効性を示す試験結果が提出された。
 検討の結果、この新基準が完全殺虫に有効で、チチュウカイミバエの侵入の恐れがないと判断し、認めた。
 新基準では、グレープフルーツの生果実の中心部が3.0℃となった後、引き続き23日間3.2℃以下で消毒する。

(2007.3.22)

 

 

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