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21年3月完成めざし新JAビル(仮称)工事着手
−新JAビル(仮称)起工式 (4/11)


鍬入れ式を行う宮田会長(右)、御手洗会長(中)、杉田社長(左) 新JAビル(仮称)起工披露の会場の新ビルの模型
鍬入れ式を行う宮田会長(右)、
御手洗会長(中)、杉田社長(左)
新JAビル(仮称)起工披露の会場の
新ビルの模型
  新JAビル(仮称)の建設が予定されている「大手町一丁目第一種市街地再開発事業」の起工式が4月11日、工事現場に設置した特設会場で行われた。
 JA全国3団体(全中、全農、農林中金)は、昭和39年完成の現JAビルの老朽化に伴い、平成14年6月から新ビル建設を検討してきたが、17年3月に同再開発事業に参画して新ビル建設を決めた。同再開発事業は昨年12月13日に施工認可、本年3月22日に権利変換計画認可を受け、4月1日に権利変換の処分がなされ、同日工事に着手した(完成は21年3月)。起工式はJA全国3団体、(社)日本経済団体連合会、日本経済新聞(株)の地権者をはじめ、事業パートナー、設計・監理会社、施工会社の関係者約200名が参加した。地権者を代表して宮田勇全中会長、御手洗冨士夫経団連会長、杉田亮毅日経新聞社長の3氏が鍬入れ式を行い、ビルの完成と工事の安全を祈った。

◆引き続き大手町にJAグループの拠点を確保

 起工式の後、JAビル国際会議場に会場を移し、JA関係者を対象に「新JAビル(仮称)起工披露」を行った。
 宮田会長は、「引き続き大手町にJAの活動拠点が確保できることになった。現JAビルとの等価交換に基づく権利交換方式で、会員からの拠出金なしに建設できることの意義は大きい。21世紀に相応しい新ビルでJAのさらなる発展をめざそう」と、新ビル完成がJAの新たな可能性を広げると挨拶し、新ビルの起工式を祝った。全国3団体の他、他の全国連役員など多数の関係者が集まった会場中央には、新ビルの模型が置かれ、熱心に見入る参加者の姿が見られた。
 新JAビル(仮称)の低層階は「国際カンファレンスセンター」として他の地権者ビルと共有のスペース、その上部にそれぞれの地権者がビルを建設する形になる。新JAビル(仮称)は3棟の真ん中に建設し、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクート地下3階、地上37階、塔屋2階。高さ約180m、延床面積約8万8400m2、天井高2800mm。JAグループの使用階は、3〜4階は貸会議室、4階に農業・農村ギャラリーを設置して、農業・農村への理解を広げたいとしている。事務所は26〜37階。施工は鹿島建設。

(2007.4.13)

 

 

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