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G6会合、5月中旬に東京で開催も −WTO交渉 (4/12)


 WTO農業交渉の主要国(G6)閣僚会合が4月12日にインド・ニューデリーで開かれ、会合後に閣僚コミュニケを発表した。
 G6(日本、EU、米国、ブラジル、インド、豪州)会合は昨年7月の交渉中断以来の開催。
 閣僚コミュニケでは今回の会合で交渉は「新たな局面を迎えた」と強調、今後集中的に作業を進めることによって、2007年末までにラウンドを終結させることに合意した。
 そのためジュネーブでのマルチの交渉(多国間交渉)と並行して、G6の交渉も加速化させていくことを表明した。
 今回の会合では、農産物の市場アクセスや国内保護などについて、交渉の焦点となっている具体的な内容はほとんど議論されていないとされるが、今年1月から二国間の交渉が集中的に行われるなか、今回は日本も含むG6が交渉の中核を担っていくことを改めて確認できた点で「意義のあるコミュニケ」(農水省)だとしている。
 また、次回のG6会合は日本と豪州の共催で開くことが決まり、開催地を東京とする方向で調整していく。時期は5月中旬。松岡農相は日本が議長役になることはわが国の主張を反映させるために「日本にとって有利だろう」と現地の会見で述べた。
 今回の会合で具体的な内容を議論しなかっただけに次回のG6会合では各国の主張がぶつかりあう場となると考えられる。

(2007.4.17)

 

 

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