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19年産うんしゅうみかん、りんご適正生産出荷見通し決まる
−農水省 (5/30)


 農水省は5月30日、今年度第1回食料・農業・農村政策審議会生産分科会果樹部会を開き、平成19年産うんしゅうみかんとりんごの適正生産出荷見通しを決めた。
 うんしゅうみかんは今年がおもて年に当たるため、予想生産量は110〜113万tとみられる。1人当たり純食料の推計値(5.30kg)をもとにした需要量(輸出分も含む)は107万tのため、適正生産量を107万tとした。適正出荷量は適正生産量から自家消費分など12万tを除いた95万t。内訳は生食用が83万t、加工原料用が12万t(果汁用9万t、缶詰用3万t)。
 今後、この見通しに沿って全国、府県、産地段階で生産出荷目標を策定し、適正な摘果、高品質果実の生産・出荷、加工用原料の長期契約取り引きなど、計画的な生産出荷に取り組む。
 また、今後天候の推移により、品質が低下したり、需要の減少や価格の低下が見込まれる場合には、目標の見直しや生食用から加工用への振り替えなど、迅速に対応する。

 りんごの今年の予想生産量は86万t程度とみられる。1人当たり純食料の推計値(5.03kg=国産)をもとにした需要量(輸出分も含む)は86万tのため、適正生産量を86万tとした。適正出荷量は適正生産量から自家消費分など9万tを除いた77万t。内訳は生食用が63.5万t、加工原料用が13.5万t(うち果汁用11.5万t)。
 今後、この見通しに沿って全国、府県、産地段階で生産出荷目標を策定し、うんしゅうみかんと同様に、計画的な生産出荷に取り組む。

(2007.5.31)

 

 

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