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農作業での死亡事故、65歳以上が75%占める〜平成17年 −農水省


 農水省が厚労省の人口動態調査をもとに集計した結果によると、平成17年の農作業での死亡事故件数は395件で、前年より18件(4.4%)減少した。農業機械作業によるものが263件(67%)、農業用施設作業によるものが23件(6%)、その他の作業によるものが109件(28%)となっている。
 また、年齢階層別には65歳以上の高齢者の事故が298件(75%)で、死亡事故の大半を占めている。男女別では、男性が341件(86%)、女性が53件(13%)(性別不明が1件)となっている。
 機種別では乗用型トラクターによる事故がもっとも多く124件(機械による事故の47%)、歩行型トラクターが55件(同21%)、農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)が30件(同11%)などとなっており、これらの3機種で機械による事故の79%を占めている。
 事故の原因は、乗用型トラクターでは機械の転落、転倒、回転部への巻き込まれなどが主。歩行型トラクターと農用運搬車では機械と立木、ハウス支柱等との挟まれなどが多い。
 施設に関係する事故は作業舎の屋根からの転落など、その他の事故では稲わらなどの焼却中に、火にまかれる事故がもっとも多いという。

(2007.6.29)

 

 

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