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農産物の鳥獣被害、196億円(平成18年度)〜イノシシが最多 −農水省
(10/12)


 農水省が都道府県を通じて10月12日まとめた平成18年度の農産物の鳥獣被害額は196億円で、前の年よりも10億円(5%)増えた。被害面積は10万6000haで、前年度に比べ1万5000ha(12%)減ったが、被害量は40万1000tで、前の年より8万2000t(26%)増と、大幅に増えた。獣類の被害総額は135億2900万円、鳥類の被害総額は61億1000万円で、7対3の比率。また、鳥類の被害額は前年より約8億円減ったが、獣類の被害額は17億円以上増えているのが特徴的だ。
 主要な獣種別の被害額は、イノシシが55億2900万円で前年度より6億4300万円(13%)増え、シカが43億900万円で同4億円(11%)増、サルが16億円3000万で同2億円(17%)増えた。この3つで獣類の被害の85%を占める。
 鳥類による主な被害は、カラスが30億6800万円と半分を占め、ヒヨドリ6億8900万円、スズメ5億6900万円などとなっている。

(2007.10.18)

 

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