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品目横断、生産調整など本格論議へ
−自民党農業基本政策小委員会 (10/31)


 品目横断的経営安定対策の見直し、生産調整の手法改善などを集中審議している自民党農業基本政策小委員会は、10月26日に米の緊急対策として備蓄適正水準(100万トン)まで積み増すための34万トンの政府買い入れの実施、備蓄米の市場隔離などを決めたことから、今週はその他の政策論議に移った。
 10月31日開催した小委員会では品目横断的経営安定対策の見直し、平成20年度からの生産調整の手法について意見が集中した。
 品目横断対策では、この対策は正しい政策だから続けるべきとしたうえで、対象品目が米、麦、大豆主体で良いのか、豊作が収入増大につながらない助成の仕組みに問題がある、制度の仕組みが非常にわかりにくい、などの意見が相次いだ。
 生産調整については、昭和46年から36年間実施してきたものの、いまだに安定せず難しい問題だが、努力が報われる制度にする必要があるとして、不公平感の一掃や事務体制の整備強化について意見が集中した。
 小委員会は次回から品目横断、生産調整について論語を深めて行くこととした。

(2007.11.1)

 

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