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田んぼの生きもの指標を提案 −調査プロジェクト


田んぼの生きもの調査全国シンポジウム
 JA全農はSR(社会的責任)活動の一環として生協グループなどと連携しプロジェクト「田んぼの生きもの調査」を推進しているが、2月2日には東京で4回目となる全国シンポジウムを開催、これまでの各地の生き物調査結果をもとにした「田んぼの生きもの指標」が提案された。
 田んぼの生きもの調査活動は、北海道から沖縄まで全国20道県、100地域ほどに活動が広がっている。JAでも30以上が取り組んでいる。
 シンポジウムではJA全農の加藤一郎専務もあいさつ。全農はSR活動を2月1日の機構改革で広報部に正式な課として位置づけ(広報SR課)たことや、JA青年部組織で積極的な取り組みが広がってきていることなどを紹介し「環境問題には企業、協同組合などあらゆる組織、市民が能動的に取り組むことが求められている時代。人間に安息、連帯感を伝える価値が田んぼにはある。消費者、生産者とともに発信していきたい」などと述べた。
 また、若森資朗パルシステム生協連理事長はこの活動について、食と農を生活のなかで改めて考えようとする活動だと指摘し、とくに人と自然の共生が課題になっている今、田んぼの生きもの調査は「それを実感できるもの」と話し、活動の持続に向けて組織づくりも課題になると話した。
 田んぼのいきもの指標については、宇根豊同プロジェクト幹事らが提案した。田んぼの生息する生物に着目した指標としてこれまでの調査から得られた200以上の生物を候補としてあげた。また、農法や農地の立地条件などの生物への影響に着目した指標も合わせて提案した。ただ、生物の多様性は地域によって大きな違いがあることから、シンポジウムでは各地で田んぼごと、集落ごとの「生きもの目録」を策定し各地で農法の改善などに活かしていくことが重要であることが強調された。

(2008.2.18)

 

 

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