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食品表示への信頼1割未満〜国産志向強い −農林漁業金融公庫


 消費者は生鮮食品や加工品を購入する際に、何を安全性の判断の基準にしているかー。農林漁業金融公庫は今年1月に全国の20〜60歳代の男女2000人を対象にインターネット調査をした結果をこのほど公表した。
 生鮮食品の安全性の判断は、「産地が国産」とする人が29.0%で一番多く、他に「消費期限の長さ」(13.9%)、「生産履歴の確かな商品」(10.8%)など。「色つや、包装などの見た目がよい」が18.0%で、低年齢ほど高かった。加工食品の安全性の判断は「原料産地が国産」(23.5%)、「添加物が少ない(または入っていない)」(21.8%)が高い比率だった。生鮮食品、加工食品とも国産志向は高齢者ほど高かった。
 食品表示を「確認している」消費者は94.4%だった。しかし、食品表示について「信頼が高い」のは9.6%にとどまり、「信頼が低い」としたのは94.4%。そのなかで「以前に比べて信頼が低くなった」とする消費者が59.7%で、最近の表示偽装などで食品表示への信頼が薄らいでいることがわかる。

(2008.2.22)

 

 

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