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農林、中小両公庫が統合効果の発揮へ −第1号案件が発進


 国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4機関は今年10月に統合し、鞄本政策金融公庫となるが、農林公庫と中小公庫の間では統合による相乗効果をねらう第1号案件がすべり出した。
 和歌山県みなべ町の葛I州ほそ川がトップブランドである南高梅のエキスを活用した飼料添加剤の販路を全国に広げるに当たって中小公庫は支援融資を実施した。昨年施行された中小企業地域資源活用促進法に基づく融資だ。
 農林公庫はこれと連携して商談機会の提供などで販路開拓を支援する。紀州ほそ川は、農林公庫が主催する国産農産物の展示商談会「アグリフードEXPO2008大阪」(26、27日)に商品を出展する。
 また統合4機関は商談会場に共同のブースを設けて資金相談などに乗るほか顧客に特別招待状を配るなどして協力している。すでに4機関は合同のプロジェクトチームを設けて統合によるシナジー効果の発揮に向けた検討を進めている。

(2008.2.25)

 

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