農業協同組合新聞 JACOM
   
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2〜3月に大手量販店店頭で液晶ポップを使い乳製品の良さをアピール
−(社)日本酪農乳業協会 (1/19)

 (社)日本酪農乳業協会は現在、−−毎日3回牛乳・ヨーグルト・チーズを取ろう−−を合言葉に「3−A−Day(スリー・ア・デー)」運動を展開しているが、2月、3月の2ヶ月を緊急消費拡大月間として、店頭での液晶ポップを活用した消費拡大施策を実施する。今回はダイエー、イトーヨーカドー、ユニーの各スーパーの店頭で、計530台の液晶ポップにより、牛乳・乳製品の良さを訴えるもので、60秒の番組5本を、開店から閉店まで、エンドレスに流し、消費者の関心を喚起する。
 「3−A−Day」運動は、16年3月にスタートしている。牛乳・ヨーグルト・チーズをもっと摂取しようという食生活改善提案で、健康な生活を送るためには乳製品の摂取が必要であることをアピールしている。牛乳の消費は、1990年代中頃をピークに減少が続いており、生産者、メーカー、販売業者で組織される協会は、17〜19年度の3ヵ年の中期計画で「3−A−Day」運動を最重要施策に位置づけ、乳製品の消費拡大を推進する計画だ。
 「牛乳を飲むと太る。という誤った認識が、特に若い女性を中心に蔓延しています。動物性脂肪はなんとなくマイナスイメージを持たれており、乳製品の消費拡大を進める環境は厳しいのですが、健康にも美容にもこれほど良い食物は他にないはずなので、健康、安全、安心などプラスイメージの言葉をキーに、なんとか需要を呼び戻したいと考えています」、会長の海野研一氏は語る。90年代以降、ペットボトルの普及などで飲料の種類が増えたことも、少なからず影響しているという。
 日本人の牛乳摂取量は、欧米に比べ3分の1から2分の1程度で、1日あたり110〜120mlだ。これは、牛乳瓶1本分にも満たない量だ。協会では、牛乳・乳製品摂取が肌に良い影響を与えるという3−A−Day実践による肌調査の結果を、今後の牛乳・乳製品の消費拡大の有効な材料にしたいとしている。

(2005.1.19)


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