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9割以上が管理基準に対応 −家畜排せつ物法施行状況 (1/19)

 農水省は昨年11月1日に施行された家畜排せつ物法の規定に関する状況調査結果を1月19日に公表した。調査時点は法施行1か月後の16年12月1日。
 同法は小規模な畜産農家には管理基準の適用はされず、対象農家は畜産全農家約13万9400戸のうち、45%の6万2889戸と推計されている。
 このうち家畜排せつ物処理の施設整備などに対応済みの農家は、6万2485戸と推計され、適用対象農家戸数の99.4%が対応していることが明らかになった。調査時点で404戸が管理基準に対応できていなかったが、都道府県による技術指導などにより16年度内に多くの農家で改善される見通しだという。
 同法に基づく指導と助言は全国で5件実施されたが、勧告や命令に至ったケースはない。指導や助言が行われたのは、家畜排せつ物を管理施設外に放置していた例や施設の構造基準が不適合な例だった。なお、同法に基づく報告の徴収は全国で47件、立入検査は全国で135件実施されている。

(2005.1.31)


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