農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース
医療共済への見直しを容易にし、「花満ち」をリニューアル
−JA共済仕組改訂 (3/30)

 JA共済連(上原寿宰理事長)は、医療共済への見直しを行なうことによって、掛金負担の軽減をはかりながら、一生涯つづく医療保障を得ることができる「医療共済(ベストケア)への転換制度」の導入と中高齢者向け仕組みの「満期専用入院保障付終身共済(花満ち)」を改訂し、4月1日から提供を開始する。
 
◆掛金負担を軽減する医療共済「べすとけあ」への転換制度の導入

 最近は、死亡後の保障よりも医療保障など生存保障の充実をというニーズが高まってきている。こうしたニーズに応えるために、養老生命共済・終身共済加入者が医療保障を中心とする医療共済への保障の見直しを掛金負担の軽減をはかりながら可能にする転換制度を導入する。
 今回の転換制度は、既契約である養老生命共済・終身共済の責任準備金を、従来の生命共済の転換制度のように保障部分に充当するのではなく、見直し後の契約(医療共済)の掛金の一部に充当すること(共済掛金充当方式)で、毎回の掛金負担を軽減するもの。
 医療共済に転換することで加入者には、日帰りから365日まで万全な医療保障を確保できる。所定の障害状態となった場合、以後の共済掛金の払い込みが免除される。掛金が生涯変わらない(終身払)などのメリットがある。
 
◆入院共済金額限度額がアップ―「花満ち」の改訂

 ここ数年、満期共済が高い水準で推移するために、満期共済対策が大きな課題となっている。そうした課題に対応するために次のような改訂を行なう。
 養老生命共済の満期共済金を一時払掛金に充当することにより、告知書扱いで入院保障がセットされた終身共済に加入できる仕組み「花満ち」(満期専用入院保障付終身共済)について、入院保障の日額アップ、一定条件を満たした場合は病歴などの告知内容を大幅に簡略化するなどの改訂を行なう。このことで、「花満ち」の加入を容易にする。
 入院共済金の限度額は、死亡共済金額100万円の場合、入院共済金額を従来の1日2500円から3000円に引き上げ、入院1日目(従来は疾病10日以上継続、災害5日以上)から支払われることになる。

(2005.3.30)



社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。