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シェフが選ぶ食材を集めて 都心で今秋ファーマーズマーケット (4/22)

東京ファーマーズマーケット2005の計画を説明する国民会議幹事の榊原英資慶応大学教授ら=4月20日、慶応大三田キャンパス
東京ファーマーズマーケット2005の計画を説明する国民会議幹事の榊原英資慶応大学教授ら=4月20日、慶応大三田キャンパス
 こだわりの食材を作る元気な農家が東京都心で今秋「東京ファーマーズマーケット2005」を開く。出展物は公募する。その中から、有名シェフらでつくる選定委員会が厳選した100点を直売する。消費者と生産者の直接交流がねらいでテーマは「日本農業と食文化をいっしょに考える」など。
 有識者らが昨年設立した「農林水産業から日本を元気にする国民会議」(代表監事=宮沢喜一元首相)の1周年記念事業で、農水省が後援、JA全農などが協賛する。開催期間は11月1日から6日間。出展品選定は6月中旬の予定。
 屋外会場の丸の内には野菜と果物を中心に約80、屋内の銀座三越には乳製品、酒などの加工品を中心に約50のブースを設ける。また屋外では東京国際フォーラム(有楽町)会場もある。
 その中には、食材を展示し、消費者が生産者から食材の選び方を学んだり、試食もできる交流ブースもある。協力運営は全農。このほかキッチンカーを配置して出展品を用いたサラダやカレーなどを販売するなど催事はにぎやかだ。
 また開催期間をはさんで10月1日から12月20日まではトップ・シェフと生産者を講師に料理教室を8回開く。さらに10月29日には、フランス政府から招いたゲストによる同国の農業政策についての講演とパネルディスカッションがある。
 4月20日、これらの企画発表の席上、宮沢元首相は「消費者との直接交流で日本農業の元気を示してもらいたい」と語り、また国民会議幹事の仲野隆三JA富里市常務は「生産者が思いをこめた農産物を自分で宣伝できる場に大きく期待している」と意欲を示した。
 出展品は土壌、残留農薬、水質栄養価分析、履歴管理などを評価し選定する。
 問い合わせ先は東京ファーマーズマーケット2005実行委員会事務局・電話03-3568-4076。

(2005.4.22)



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