|  北日本くみあい飼料(株)は、6月17日に第38回定時株主総会を開催し、16年度の決算、役員人事等を決議・承認した。畜産価格はBSEの影響で、国内の枝肉卸売価格は牛肉、豚肉とも前年を上回る市況で推移した。鶏卵についても、鳥インフルエンザ発生直後は需要が大幅に落ち込んだが、需要の回復と生産量の減少から、今年に入っては前年を上回る価格で推移している。
 鳥インフルエンザ等の影響により、16年度の全国の配合飼料の流通量は前年比97.2%の2398万トン。価格は、上期に海上運賃の値上げや中国の穀物需要の増加などで2回の値上げがあったが、下期はとうもろこしの豊作によるシカゴ定期の軟化や円高の影響で2回の値下げを行った。
 以上のような情勢の中、16年度の売上高は前年比105.6%の491億9900万円で、計画を0.2%上回った。経営収支では、経常利益7762.4万円、税引前当期純利益6889.3万円、当期純利益5349.3万円をそれぞれ計上した。
 また、配合飼料販売数量は、前年比99.8%の112万5755トン。配合飼料自社製品は前年比99.7%の107万3357トン。いずれも、計画を下回った。
 ■新役員決まる  総会では決算と同時に、代表取締役会長ほかの新役員人事も承認された。▽代表取締役会長:大堀哲
 ▽代表取締役社長:岡部繁勝
 ▽常務取締役:庄子正昭
 ▽常務取締役:石井智実(新任)
 ▽取締役:種市一正
 ▽取締役:小笠原一行
 ▽取締役:菅原稔
 ▽取締役:遠藤芳雄
 ▽取締役:大久保鉄夫
 ▽取締役:安田壽男
 ▽常勤監査役:大森芳彌
 ▽監査役:菊地勝久
 ▽監査役:尾崎亮
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