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全体のレベルアップを評価 第32回全国施設園芸共進会表彰式
−JA全農 (11/25)

桝澤会長の挨拶を代読する菊池常務
澤会長の挨拶を代読する
菊池常務
  JA全農主催の第32回全国施設園芸共進会表彰式が11月25日、九段会館2階会議室「鳳凰」で開かれた。同共進会は、施設園芸の技術と経営の向上をめざすため開かれているもので、今年は集団12点、個人8点、計30点の応募があった。10月21日開催の審査会で各賞受賞者は選出されており、その表彰を行った。
 菊池健久常務は、「共進会は施設園芸分野における担い手の経営技術を競うもので、各賞を受賞された方は、その最先端にある。また、共進会は園芸農家の生の声を聞く絶好の機会。全農は生産現場からの声を踏まえ、『もっと近くに』を実践し、生産者、消費者の利益に沿った事業展開を行うことで、生産者と消費者を安心で結ぶ架け橋になることをめざしている。現在、園芸農家は価格低迷と原油高によって、厳しい経営を余儀なくされているが、生産者、JA・全農役職員が一丸となって生産性向上とコスト削減に向け頑張ってほしい」と、澤会長の挨拶を代読した。
 受賞者・団体は以下の通り。
▽農林水産大臣賞・全農会長賞:JAみいラディシュ部会(福岡県)
▽生産局長賞・全農会長賞:JAはが野苺部会(栃木県)
▽生産局長賞・全農会長賞・技術奨励賞:三倉直己・京子(静岡県)
▽生産局長賞・全農会長賞:(有)グリーンハウス(山口県)
▽全農会長賞:加藤春朗・いく子(神奈川県)
▽全農会長賞:JAあいち中央チンゲン菜生産部会(愛知県)
▽全農会長賞:(有)生文(京都府)
▽日本施設園芸協会長賞:北育ち元気村花き生産組合(北海道)
▽日本施設園芸協会長賞:土橋孝夫・由利(山梨県)
▽JA園芸資材協会長賞:下田信三・三津子(神奈川県)
▽JA園芸資材協会長賞:愛媛たいき農協トマト部会(愛媛県)
表彰を受ける受賞者
表彰を受ける受賞者
 表彰式終了後、審査委員長の野菜茶業研究所所長門馬信氏が、「今回30点の応募のあったなかで、野菜が25点(果樹2点、花き3点)と圧倒的に多いが、今後他部門が増えることを期待したい。労働力の配分、生活面での改善などを総合的に評価して各賞を決めたが、受賞されなかったなかにも、将来性のある優れた経営が見受けられ、全体のレベルは確実にアップしている」と、今後更なるレベルアップを期待していると述べた。
(2005.11.30)


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