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コラム

 国家公務員倫理規程

 フトボールやボウリングはOK、飲食・麻雀・ゴルフ・旅行はNO。何とも奇妙な法律が施行された。国家公務員倫理法による倫理規程。もちろん、それはとかく問題のあった国家公務員と利害関係者との行為に一線を引いたものだ。

 般の企業・社会には「就業規則」がある。これは労働基準法により、常時10人以上の労働者を使用する使用者に作成が義務付けられている。それには勤務時間、休日、休暇、賃金など労働者の待遇面が定められ、これに機密保持、兼職禁止、公私の区分など、ごく常識的な服務規律が併記されるのが一般的なスタイル。

 度の国家公務員倫理規程は、一般の会社の就業規則や服務規律を越えた個人の倫理観・私生活の範疇にまでこと細かく縛りをいれている。就業時間以外に誰と酒を飲もうが、休日に誰とゴルフをしようが勝手だと思うが、割勘でもダメという。もっとも、割勘だといっても証明のしようがないし、第一何のメリットも期待しないで役人と酒を飲み、休日を割いてまでゴルフをするものもいないのも事実。

  もそも倫理とは「人としての守るべき道」と、辞書にあるように法律にはなじまない道徳の世界。極端に言えば「親孝行すべし、兄弟仲良く」を法律にするようなもの。  収賄の悪いことは誰でも知っている。ただ酒、ただゴルフが拙いのも知っている。そこの線引きは個人の倫理観、平たく言えば「常識」に委ねるしかない。難関を突破したエリート、国家公務員がこの常識を知らぬ筈がない。

 うやら今の世の中、この「常識」なる語が死語のようだ。一連の警察の不祥事、5千万円も恐喝する少年犯罪。周りは誰もおかしいと思わない。常識がない、常識が通じないのが今の世の中の常識?だから、こんな法律ができたのかも。クワバラ、クワバラ……。

 A職員倫理規程などができないよう、精々、クラブを鍬に替えよう。
(だだっ児)


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