電気化学工業（株）（川端世輝社長）は、経営基盤のいっそうの拡充・強化に向け戦略を加速させている。2015年の創立100周年を視野に入れた新たな挑戦で、“ＤＥＮＫＡ100”の名のもとに、高い技術力で「資源」から「価値あるモノ」を創造していくが基本理念に。
　 “ＤＥＮＫＡ100”では、2015年までに計画策定時（2006年）の２倍となる営業利益（連結ベースで600億円、単独ベースで500億円）の達成を目指している。
　 この達成に向け、同社では“ＤＳ09”の作成、ＧＣＰ2.0（意識改革運動）の発展、人材育成、生産性向上の推進、研究開発の推進、ＣＳＲの積極的な推進、の６つの諸施策を策定し、その実戦に向けて邁進している。
　 当面の“ＤＳ09”では、2009年度までに営業利益を連結ベースで現状水準＋130億円となる430億円、単独ベース＋100億円となる350億円を目標とした。
　 また、“ＤＳ09”では、経営の効率や健全性を確保するため売上高営業利益率10％以上、ＲＯＡ（総資産経常利益率）10％以上、有利子負債依存度20％以下、の３つの指標を設定している。