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【サタケ】
乾燥機の梱包レス化に取組む

 株式会社サタケ(佐竹利子代表)は、環境問題に配慮し、梱包材の削減と現地組立作業...

 株式会社サタケ(佐竹利子代表)は、環境問題に配慮し、梱包材の削減と現地組立作業時間の大幅削減を目指して、乾燥機の梱包レス化に取り組んできたが、このたびその成果を公表した。
 従来、米麦用乾燥機(SDR)の梱包材は、30石タイプで約400kgあったが、この包装材を約200kg(同社比50%減)にまで削減した。
 実施にあたっては、平成19年より、何度も現場作業確認やトラックによる運搬確認など、実用化試験を繰り返し行い、平成20年出荷分より梱包レス化を実施している。
 特に現場で、梱包を開梱する時に、大量に出る廃材の処理に困っていたディーラー(販売店の営業マン・農協職員)や農家にも好評だ。また地球環境を守る意味においても、廃材を処理する際に発生していたCO2の大幅削減にも貢献している。
 さらに、現地での組み立て作業時間が、従来の30石タイプで約3時間かかっていたのが、2時間で組み立てられ、60分の短縮(同社比30%減)が可能となった。
 サタケでは、乾燥機(MEZ・LEZシリーズ:中型機)で梱包レス化を先行して進めているが、小型乾燥機や籾摺機などにおいても順次梱包レス化を進めていく考えだ。

従来の荷姿 梱包半減後の荷姿 従来より半減した廃材
従来の荷姿 梱包半減後の荷姿 従来より半減した廃材

(2008.06.24)