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【電気化学】
カーバイドで価格改定

原料コストの上昇受け

 電気化学工業(株)は9月16日、10月10日納入分よりカーバイドを値上げすると...

 電気化学工業(株)は9月16日、10月10日納入分よりカーバイドを値上げすると発表した。今後、ユーザーとの交渉に入る。上げ幅は、トン当たり2万6000円以上になると見られ、原料コストの上昇を理由としている。
 同社では、カーバイド事業について、製造およびその他諸経費の削減など、徹底した削減・合理化につとめているが、主原料(コークスなどの炭素材)価格の急騰に加え、原料高騰にともない産業用電力価格および物流費もアップしていることから、原燃料コストの上昇は自助努力の限界をはるかに超えた状況にあるという。
 カーバイドの安定供給、ならびに事業の維持継続のため、適正な価格体系の確立が必要なため、価格改定に踏み切る。

(2008.09.22)