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【農薬工業会】
53回目の虫供養法要 浅草寺でしめやかに

焼香を行う業界首脳 消費者の「食の安全・安心」への関心が高まっている(11月1...

焼香を行う業界首脳
焼香を行う業界首脳
消費者の「食の安全・安心」への関心が高まっている(11月12日・浅草寺にて。イメージ写真)
消費者の「食の安全・安心」への関心が高まっている(11月12日・浅草寺にて。イメージ写真)

 農薬工業会(井上克信会長:日本曹達社長、本部:東京都中央区、74会員)は11月12日、東京都台東区の金龍山浅草寺本堂において、恒例となっている『虫供養法要』を執り行った。
 農薬の研究開発のために犠牲となった諸虫の霊を慰めるもので、本年は、業界はもとより農水省、関係団体からの出席が多く、約80名が諸虫の霊を慰めた。
 同会設立(昭和28年)直後から毎年行っているもので、今年で53回を数える。年末を控えた浅草寺の重要な年中行事の1つともなっており、やや年の瀬を感じさせる行事に位置づけられる。東京は、ここのところ緩やかな寒波が押し寄せているが、12日も小雨の中で肌寒さを感じるほどだった。
 国はいま、農薬行政の刷新に動いている。消費者の関心が「食の安全・安心」にシフトするなか、農薬業界もポジティブリスト制度への対応、IPM(総合的病害虫・雑草管理)およびGAP(農業生産工程管理)など直面している諸問題に対して柔軟姿勢で取組んでおり、この姿勢を高く評価したい。

(2008.11.13)